実家から荷物

朝の8時半、うとうとと起きかけているところに実家の母親から荷物が届く。中身はアカチャンホンポで揃えてもらった布オムツグッズと知り合いのお母様が縫って下さったあまりにすてきな綿の夏用ベビードレス、プラス虹鱒の甘露煮、とか佃煮とか、もろもろの食べ物、妊婦に良いらしいハーブティに夫の目に良さそうな健康食品、などなど、いつものことながら盛りだくさん。母はしばしば文字通り腰を抜かしてしまうので、あまり重い荷物は本当に心配なのだけれど、ついあれもこれも、と思う母心、というか性質はよくよくわかっているので、何というか、毎回ありがたくも申し訳なくも、半ばあきれつつも、微妙に複雑に懐かしい感じがして嬉しい。
そんな訳で今晩の夕食は、仙台のお母さんから送っていただいた玄米に、虹鱒の甘露煮、フランスの乾燥大豆を煮て五目豆、新カブとわかめのお味噌汁という何とも和食な献立になった。玄米食は何となく母乳にも良さそうな気がして、大事に取ってある。それにしても最近私はお豆ばっかり煮ている。準備に時間のかかる感じ、一晩水に浸して、火にかけ、沸騰して灰汁が出て、灰汁をすくってゆっくり煮ていると、横になっていてもだんだんお部屋にお豆のいい香りが広がる感じ、柔らかさ、炊き加減の微妙さ、そういうのが全部気に入っている。まだまだ「豆マスター」には程遠いけれど。
お腹の赤ちゃんはカブを調理している間妙に元気だった。久しぶりに葉っぱ付きの新鮮なものがマッチに入っているので、葉もゆでて刻んで炒りつけて、ゴマ振って、ごはんのお供にしたのだ。夫曰く、懐かしい味。そういえば最近カブもよく買っている。
しかし逆子ちゃんなのは相変わらずで、諦めずに話しかけたりお灸据えたり体操したり、色んな対策をしているけれど、どうにも回ってくれない。心の中では色々話しかけているつもりだけど、実際に声に出して、お話ししたほうがいいのかな、と思って寝そべってぶつぶつ言ってみるけど、何かヘンな感じで、こんな声で話しかけられてもな、という気がしないでもない。

  • 予定日まであと 36日