リスト作って物欲にとらわれる

昨日の夜から朝にかけて、あまり嫌な感じではないけれどお腹全体が張るので、夫がパリに出かける前に、急遽、産気づいた時のための緊急連絡先リストを作ることにした。今週末あたりから35週に入るし、いつ何があっても大丈夫なように、準備しとかなきゃとは思っていたのだ。こういうことは始めると弾みがつくもので、リールのタクシー会社から救急車の電話、消防署の電話、病院、看護婦さん、sage femmeの電話、車を持っている友人の電話などばーっと書き並べて、これでいい?と夫に見せ、壁のところにぺたんと貼っておいた。笑う夫。俄然、ちょっと仕事した感じで、満足する。
よし、この際だから出産・入院用の荷物も準備しとこう、めずらしくその気になって、病院からもらっていたリスト、MagicMamanのサイトに載っていたvaliseのリストなどを参考に、わからない単語を調べ始めて、あるものとないものを確かめて、荷作りもすることにした。漠然としていたのがきちんと日本語に直すとやはりはっきりして、一気にわかりやすくなる。とは言えBrassiereとchemiseとbodyとはどう違うのかしら?とかcoquille d'allaitementとは何ぞや?など、現物が目に浮かばないものも。ああ、買い物に行きたい。母親用、つまり私の入院グッズは授乳関係以外はまあわかるし普段のものなので、直前でOK、さすがに荷物にできるのは、母親からすでに送ってもらっていた赤ちゃん用のものばかり。本当にありがたいことに、必要なものはほぼ揃っていた。一つ一つ袋から出して見るにつけても、何だか胸に迫るものがある。種類も様々で、コンビ肌着、やらプレオール、やらダルマオール、やら、それぞれ用途が違うのかしら?とか、肌着の上に胴着を着るの?とか、新生児の服だけでもわからないことだらけ。服をたたみ直してバッグに入れながら、ああそうか、これからは、必ず2人分、または3人分のことをいつも考えなければいけないし準備しなきゃいけないんだな、と感慨深い。
今日の午後もそうだけど、最近、横になりながら(あるいは四つんばいの格好で;;)、日本のあまたある妊娠・出産関係のサイトやブログなどをのぞく時間がすっかり増えてしまった。ベットで横になってフランス語の辞書を一々ひくのはついつい億劫になって、でも知りたいことがたくさんあるし情報が盛りだくさんなものだから、日本のサイトばっかり見ていると、本当に日本は相変わらずお買い物天国で、妊婦ブログでもまあ皆さん実に色んなお買い物や外食をしているものだから、フランス清貧暮らしで眠りかけている物欲がむくむくと湧いて困る。かわいい授乳服だけでも、ネットでいくらでも出てくるし、妊婦さんは実に体にいいことへの投資に余念がない。はー、私も昔(って?)はそうだったもんな、我消費す、故に我あり、とまでは言わなくても。必要なもの以外、特に欲しいとも思わない、物欲を喚起されない、ところが今の暮らしのいいところ、ではあるのだけれどな。やれやれ。でも、折角言葉も調べたし、フランス語のサイトを見よう!とフランスgoogleで検索かけると、これまた安くて日本のより可愛いベビー服が、たくさん見つかったりするのだな。rue de ParisにVertbaudetのお店があるのを確かめたから、26日の検診でOKが出たら、絶対見にいこっと。5月頭までセールやってるみたい。